「日本大気電気学会」はその前身を大気電気研究会といい、1968年に東京で開催された第4回国際大気電気学会を契機に発足した。当初年2回の学術研究会を定期的に開催していたが、その後、会員数の増加、研究発表の内容の充実に伴い、昭和58年には学会として組織され、日本大気電気学会として現在に至っている。
本学会は国際的にはInternational
Commision on Atmospheric Electricity
(ICAE)-IAMAP-IUGG(国際大気電気学会委員会)等との連携のもと国際的な学術交流を計っており、わが国の国際的な貢献度は諸外国の関連研究者達から高く評価されている。また学会発足当時RLAE(Research
Letters on Atmospheric Electricity)として刊行されていた学術雑誌も本学会の発展とともに「Jounarl of
Atmospheric
Electricity」と名を変え、2002年にはVol.22の発刊にいたっている。
現在のところ会員数は300名弱で必ずしも大きな学会とはいえないが、イオンエアロゾル、大気電気、雷放電、地球電磁場、地震等、地球・宇宙の電気が関係する現象を主題として毎年2回の研究発表会を開催し、その成果は「大気電気研究」としてまとめられ年2回刊行されている。基礎学問から気象学、環境科学、雷災防止から大気汚染にいたる応用技術まで、幅広く研究技術の交流を進めている。構成員の分布としては、大学、電力会社、電力機器メーカー等の関係者からなっており、会員の興味も工学的な立場から理学的な立場へと多岐にわたっている。
1996年には日本大気電気学会が主体となって、第10回国際大気電気学会が大阪で開催され、国内外から200名余の出席を得て、活発な意見交換が行われた。その成功をもとに、会員一同さらなる飛躍を願っている次第である。