「大気電気学概論」 

日本大気電気学会編 2003年3月発行 コロナ社 (定価3,800円+税)

1.大気電気学の概要
 1.1 大気中の電気現象と大気電界
 1.2 雷雲の発生
 1.3 雷雲の電荷生成メカニズムについて
 1.4 雷放電
 1.5 雷雲頂部から電離層への放電
 1.6 フェアーウェザー電界
 1.7 グローバルサーキット
2.大気イオン現象
 2.1 大気の組成
 2.2 大気の電離作用
 2.3 大気イオン
 2.4 大イオンとエーロゾル
 2.5 大気電気伝導率と気柱抵抗
 2.6 雷による窒素酸化物の生成
 2.7 エーロゾルと大気環境
 2.8 水のはなし
3.大気雑音現象
 3.1 大気雑音(空電)
 3.2 空電観測法と空電源位置決定法
 3.3 VLF帯空電
 3.4 ELF帯空電
 3.5 空電雑音の統計的性質
 3.6 ELF,VLF帯電波の地球・電離層間導波管モード伝播理論
 3.7 空電関連現象
 3.8 上層大気(超高層)電磁気現象
 3.9 地震電磁気現象


 本書の趣旨として大気電気学会全般を網羅し,基礎的部分から最新のトピックスまでを含めることです。1章は雷を中心とした大気中の電気現象,2章は大気中のイオン現象,3章は大気中の電磁気現象全般(大気雑音,超高層雑音,そのほか)を取り扱っています。
 大気電気学にご興味をもつ学生,研究者,技術者には座右に備えるべき参考書となり,大気電気学を学ぼうとする人々には格好の入門書となるように編纂記述しています。もちろん各章,各節間の記述の一貫性はできうるかぎり努力しましたが,完全ではありません。しかし,なによりも大気電気学会会員の執筆時の意欲が少しでも皆様に伝わればと存じます。                           (まえがきより抜粋)


「大気電気学」 

北川信一郎編著 1996年6月発行 東海大学出版会 (定価3,605円)

第1章 「大気電気学の成り立ち」
第2章 「地球をめぐる大気層」
第3章 「イオンとエアロゾル」
第4章 「大気電界と空地電流」
第5章 「雲中の電荷生成、対流雲と雷雲」
第6章 「雷放電」

 大気物理学の一部門で、大気中の電気現象をあつかう学問を大気電気学という。大気現象の中でとびぬけて、はげしく目覚ましい雷が、電気現象であることはよく知られている。また、大気中には、正負の素電荷を中心として数個の分子が結合したイオンとよばれる粒子が存在し、このイオンの発生、中和、移動、他の粒子への付着などが、さまざまな電気現象をおこし、この現象は、静穏時の大気中でも進行している。また、上昇気流によって雲が発生し、降雨、降雪が開始すると、それぞれの現象に応じた電気現象がおこる。雷雲の中では、雷放電をおこす大量の電荷が生成される。このような大気中の電気現象一般を、観測と理論によって、解明する科学が大気電気学である。
 本書は、最新の研究による到達点を含め、大気電気学の主要点を系統的にまとめた。大気電気学に興味をもつ研究者・技術者には座右に備えるべき参考書となり、大気電気学を学ぼうとする人々には、格好の入門書となるよう、編纂・記述されている。したがって、大学後期の専門教育、大学院修士課程の教科書としても、適切な内容となっている。                           (まえがきより)