|
雷放電進展に伴い、その先端から無数のVHF波帯電磁波が放射されている。この電磁波を、研究室で独自に開発している広帯域ディジタル干渉計を用いて観測し、放射源の位置標定を行うことによって、放電路が進展する様子を可視化する(図1)。図2は、干渉計1システムにより、方位角‐仰角形式で可視化した放電路であり、図3は、複数の干渉計システムからなる阪神間干渉計ネットワークで求めた、ある10分間の雷活動マップである。
現在は、国内では近畿地方、北陸地方、中部地方、国外ではオーストラリア、韓国、ブラジルなどで観測を行っており、未だ謎多き雷放電現象の機構解明を目指している。また、観測機を人工衛星に搭載して、宇宙からの雷嵐観測を行おうという研究も進行中である。
 図1 VHF波帯電磁波計測による雷放電路可視化イメージ
 図2 放電路の進展様相を表したグラフ 仰角(上)方位角(下)の時間変化
 図3 阪神間干渉計ネットワークで観測された雷活動マップ (暖色が雷活動が活発であることを示す)
|